おじさんがはじめるセルフケア、花を飾ろう

自分がおじさんと呼ばれる年齢になってから、

おじさんのセルフケアさいこう!たのしい!

と思って過ごしてきました。

今の若い世代の男性が当たり前にできて、

おじさん世代の男性が当たり前にできないセルフケア。

おじさん向けの超初級セルフケアのススメです。

趣味はお酒を飲むこと?

お酒が好きです(飲み会は苦手)。

仕事終わりに飲むお酒が生きがいで、

肝臓が20代のように元気なら毎日飲みたいくらい。

こういうおじさん男性は多いですね。

ある日、からだのメンテナンスに通っている施術師から、

趣味を聞かれて、お酒と答えたら、

「それは脳を麻痺させているだけで、

 趣味ではありません」

と言われました。

ガーン。

実感として、その通りだと思いました。

その言葉は深く心に残り、生活の中で

お酒以外でもじぶんの好きなことを大切にしよう、

と思うようになりました。

何気なく好きでやっていたことってなんだろう?

アロマ、温活、簡単なネイルケア、ムダ毛の処理・・・

これってみんなセルフケア?

おじさんのセフルケアのよろこびとして、

初回はお花の話です。

花を飾る理由

最初から花が好きだったわけではないです。

実家で母が花を活けたり、

職場で女性の同僚が花を飾っていても、

若い頃は、特に嬉しいとも感じず、

女性は花が好きなんだなと思うだけでした。

花束とかではなく、日常使いの花を買うきっかけは、

妻へのおみやげとして、出先で見つけた手頃な家に飾る花が

喜ばれることでした。

沖縄はあたたかいところで、花の名所や花まつりも多く、

桜、ゆり、あじさい、コスモス、ひまわり、つつじ、サガリバナ・・・

家族で花に囲まれによく行きました。

そういう生活の中で、テーブルの花を何気なく眺めていて、

花があると部屋の空気がいいなあ…

あれ?花いいかも?と思うようになりました。

それから、積極的に花を買うようになりました。

いいことはたくさんあります。

まず、花を飾ることは、

手段と目的が完全に一致していて、

豊かな気持ちになります。

わたしは花を飾って水をかえる、

花はただ咲いてくれる。

そして、誰かに花束を買ったときに感じるように、

花を買うという行為は、とても気持ちの良いものです。

花束持って歩いていると、

うれしいような恥ずかしいような、こそばゆいけど

悪くない気持ちですよね、どうしてなんでしょうね。

そして、妻も喜んでくれます。

じぶんだけでなく、家族にもよろこんでもらえたら

よけいに嬉しいですよね。

そして、花があり、花を見ていると安らぎます。

これは、しばらくやってみるとわかります。

花を日常的に飾っていると、

花がないときに物足りないような、

つまらない気持ちになりますから。

とはいえ、おじさんが突然花を買うのはハードルが高いもの。

ハードルを下げる方法です。

行きつけの花屋を持とう。穴場はここ!

花は花屋さんで売ってます。

でもお店に入るのはちょっと気後れしますよね。

おしゃれで敷居が高く感じるし、

普通は目的を持って入店するので、

冷やかしでなにげに入りにくいし、

並んだ花を見ても店によっては値段もないし

注文のしかたもよくわからないし…。

ということで、私のおすすめは

ずばり、スーパーマーケットに併設されている花屋さん!

食料品売場の向かいに花が売ってるスペースがある、

みたいなところです。

スーパーなので入店の意識は不要、

売り場と同じスペースなので、

「別に花を買いに来たわけではなくて、

 ちょっと気になって眺めているだけ」

という風に花を見てても不自然ではない。

店員さんもあまり話しかけてこないし、

買わなくても全然大丈夫。

花の数もそこまで多くなく、手頃な価格帯で選びやすい。

私は、近所の生協のスーパーにある花屋さんを愛用しています。

ここは御夫婦っぽい方がやっていて、

男性はシャイで控え目、女性は親切で花への愛情があり、

花の回転も早くて鮮度が良く日持ちもします。

まずは、行きつけのスーパーに花屋さんがあるなら、

チェックしてみてくださいね。

花の買い方

スーパーの花屋さんでの花の買い方です。

まず、花を選びます。

これは、直感でいいと思います。

知っている花、

目が合った花、

わたしは、トルコキキョウ、シャクヤク、

バラなどを買うことが多いです。

人のためではなく、自分のための花です。

自分のひらめきを信じましょう。

どうしてもわからない、という場合には、

店員さんに素直に聞くのが良いと思います。

自宅用でおすすめありますか?と。

花屋さんの店員さんは優しく教えてくれますよ。

買うのは、1輪だけでも全然いいんですよ!

1輪だけ買って、嫌がられたことは1回もありません。

同じ花でも個体差はあるので、

わたしは自分でこのコにすると決めておきます。

選べなければ、自宅用なので今すぐ満開よりも日持ち優先なので、

日持ちしそうなものを選んでもらいましょう。

「贈り物ですか?ご自宅用ですか?」などと聞かれると思います。

「自宅用です」と言います。

花瓶の深さや、長いと手荷物になるので、

「長さはどうしますか?」などと聞かれると思います。

家に帰って、自分で普通のハサミで切ればいいので、

「そのままで良いです」と言います。

そうすると、新聞紙やセロファンなどで包んで、銀紙を巻いてくれます。

これで好きな花をうちに持ち帰ることができました。

一輪挿しは簡単、素敵、経済的

買ってきた花を飾りましょう。

わたしは一輪挿しをおすすめします。

活ける技術がなくてもなんとかなりますし、

おしゃれっぽいけど不自然じゃないし、

経済的で、チャレンジもし易いです。

花を活ける一輪挿しは、

缶や瓶でも代用になりますが、

クチが広く過ぎたり、

野暮ったくなるので逆に難易度が高いです。

お気に入りの一輪挿しがあればベストです。

ウチはこちらのお店の一輪挿しを愛用しています。

ヨーロッパ帰りのご夫婦が城下町で営んでいる工房のお店。

器が良いと、活け方がわからなくてもちゃんと映えてくれます。

いきなりお気に入りは見つからなくても、

百均にも一輪挿しはたくさんあります。

まずはとりあえず百均で活けてみて、

欲しくなったら器を探すというたのしみに繋がります。

花・グリーン
単品買いできる100均でおなじみのDAISO公式通販。

はい、これで花を飾ることができました。

よくわからないけどやってみて、

起きたら机の上に花がある。なんかいいなあ、

と感じたらもう花おじさんです。

おじさん同士で花の話でもしませんか。