土地や家を買ったときの税金、買ったあとの税金

土地や家を買ったときの税金やその後の税金、

いったいどれくらいかかるのでしょうか。

あくまでも目安として、枝葉末節を端折ったざっくりの話を。

こんな場合(例)

3000万円の住宅ローンを組んで、

1000万円の土地を買って、

2000万円の家を建てました。

家や土地の広さや構造は平均的だとしましょう。

(2021年5月時点での例)

買ったときの税金

【試算結果】

20万円くらい。

【内訳】

とりあえず()かっこの中の数字は、無視して読んでください。

①登録免許税

・・・土地の値段の1.05%位(1.4%位)

   家の値段の0.075%位(0.2%位)

   住宅ローンの0.1%位(0.4%位)

土地や家の登記を変更するのにかかる税金です。

ほんとは「固定資産税評価額の1.5%」とかなんですが、

今回はざっくりが目的なので、土地や家の値段から想定した概算の実効税率です。

②不動産取得税

・・・0円 ※住宅の場合、今は色々特典があるので、平均的な土地や家なら税金がかからないことが多いため

     (土地の値段の2.8%位、家の値段の2%位)

土地や家を買ったときにかかる税金です。

今は平均的な土地や家であれば、税金がかからない複雑な特例がてんこ盛りです。

③印紙税

・・・契約書1通あたり5000円~3万円(1万~6万円)

土地の売買契約書、家の建築の請負契約書、住宅ローンの契約書など、

契約書に貼る印紙(切手みたいな形の紙)の値段です。

契約の金額や内容で金額は変わるので、あくまで一般的な目安の金額です。

【補足】

家にかかる消費税の10%は、家の一部と考えて無視してます。

()カッコ書きの中は、「安くなる特典をつける前はこれくらい」です。

土地や家は取得をうながすために、時の政府が色々な特例を作るので、

期間限定で税金が安くなっているわけです。

あまり意味はありませんが、本来の税率で試算すると、税金は100万円を超えます。

政治で税金は変わります。

自分の生活を託せる政治家を選挙で選びましょう。

買ったあとの税金

【試算結果】

最初の3年は毎年9万円くらい。

4年目からは12万円くらい?

【内 訳】

①固定資産税

・・・土地の値段の0.16%位(0.98%位)

   家の値段の0.35%位(0.7%位)

家や土地を持っていると、その市町村にかかる税金です。

一定の場合は3年やすいとか、敷地がひろいと高くなるとか、特典は個別の事情で変わります。

②都市計画税

市街化区域内など、特定の地域の家や土地にかかる税金です。

那覇市では今は対象地域はありません。

沖縄ではあまりなさそうなので省略します。

【補 足】

土地の広さ、家の広さ、事業用に使うかどうかなどで金額は変わります。

新築などの場合、最初の3年は半額特典があり、4年目以降は、経年による評価減や、建築費など

複数の要素がからむので予想は難しいです。

実際の検討は個別に、FPなども活用して

「その時の政府の方針」「実際に買う場合の個別の事情」

そういった要素で税金の金額は変わってくるので、

概算で考えるのは限界があります。

いちばん怖いのは、税金のことを考慮しないで買ってしまうことなので、

いろいろかかるからつもりでいてもらえば大丈夫です。

購入を検討する場合には、HPや本なども参考にしつつ、

FPや税理士などの専門家と相談することで、自分にあったプランが見えてくると思います。

税金以外にも絡んでくるお金、いっぱいありますからね。

税金は最優先事項ではないので、

余裕を持ったライフプランのひとつの要素として押さえておきましょう。

今朝、いつものように夫婦でむすこを学校に送ろうとしたら、

「みんなで来なくていいよ」と言われました。ガーン。

父ちゃんは平気なフリでいってらっしゃいをして、ベランダから涙のお見送り。