2020年分の確定申告の、最後のひとりが終わりました。
(ちなみにわたしは可能な限り「西暦」で書類を書いています。
理由は、わたしがクリスチャンだからではなく、笑、和暦が不合理だからです。
たとえば、4月30日は平成31年で、翌日の5月1日は令和元年って、
まったく理解ができません。
元号を使うことを定めた法律も存在してませんし、自由に使えばいいんです。)
それで、申告が終わったら、お客さまにお渡しする確定申告書を作ります。
かおる税理士事務所はペーパーレスを掲げているので、
お客さまとの資料は基本的にDropboxやクラウドソフトなどを使って共有しています。
確定申告書もデータで共有していますが、あえて紙でプリントアウトして、
ファイルを作って渡しています。
理由は、わかりにくいから。
確定申告のお客さまが申告書や決算書を使うのは、
来年の申告の時や、ローンを組む時、保育園に入る時、
最近では、補助金を申請する時などに限られます。
そのときに、残念ながら「紙で出して」と言われがちです。
自分でデータをプリントアウトして、紙をがさがさ持っていって、
でもどこになにが書いてあるのかわからない、となりがちです。
だったら、最初から整理してファイルで渡したほうが合理的だと考えています。
ただ綴っても何が入っているのか、慣れていないお客さまには意味がわからないので、
書類別にファイリングしてふせんを貼っています。
アナログですが、今の時点ではベターな方法だと思います。
でもまだ無駄が多いと感じるし、申告書は渡したら中身も見ずにしまい込む
お客さまがほとんどですから、その前提でどんどん改善していきたい。
ちなみに、ファイルは、向こう数年分の申告書が入れられて、
自分が使いやすいと思うものを文房具店やAmazonで買っています。
税理士事務所の業界では、提携する業者がファイルの受注をしていて、
ダサくて1年分しか入らない高いファイルに、
「100冊以上注文したら、税理士事務所の名前を金文字でお入れします」
みたいな、意味のわからないやりとりをしています。
そもそもファイルに税理士の名前は不要です。
わたしは、自分の事務所の申告書はデータ保管し、必要なときにプリントアウトしています。
来年はお客さまも快適にそうできる方法を考えていきたいわ。