最近、むすこがかんしゃくを起こすようになってきました。
このかんしゃくの源には自分のかんしゃくがあって。
自分とむすこのかんしゃくへの対処方法。
むすこのかんしゃく
小学生になって、むすこがかんしゃくを起こすことが増えてきました。
さっきもWi-Fiが途切れてYouTubeが見られず、
部屋中を唸りながらドンドン足音を立てて歩きまわっていました。
保育園のときにももちろんかんしゃくはありました。
でも、小学生になり、小学校や学童で感じるストレス(良い意味でも悪い意味でも)が
ものすごく大きいことは一緒に暮らしていて伝わってきます。
家の外でがんばっているわけです。
うちは「家は安心できる場所」をいちばん大切にしているので、
家の中では子どもに自由にさせている方だと思います。
それでも、学童から帰って寝るまでの短い時間のなかで、
宿題やあしたの支度、好きなこと(YouTubeやゲーム)と食事・お風呂・歯磨き・寝る時間のバランス、
乱暴な言動を言い咎められることなど、むすこにはストレスと感じることが多いでしょう。
だから、家で不機嫌だったり、むしゃくしゃしたりしている時間が増えました。
自分のかんしゃく
かんしゃくを起こしているむすこをみると、心が痛みます。
わたしから、むすこがかんしゃくを習ってしまったという思いに駆られるからです。
わたしはかんしゃく持ちで、わたしの父もかんしゃく持ちでした。
父が爆発すると本当に嫌な気持ちだったので、自分はそうはなるまいと決めてました。
ひとり暮らししていたときは、自分のやりたいようにやれるので、
自分はかんしゃく持ちではないと錯覚してました。
でも結婚して子どもができると、自分の思い通りに行かないことがデフォルトになります。
思い通りにいかないとかんしゃくを起こすので、
妻からも、すぐカッとするねと言われるようになりました。
そんなとき、通っていた鍼灸師のひとから「あなた共感力が高いね」と言われました。
いや、相手の気持ちをおもんばかるのは苦手なんですと言うと、
そうじゃなくて感情が豊かだよと。
つまり、相手の感情に共感しやすい、影響を受けやすいので、
相手がイライラしていたら、一緒にイライラして耐えきれなくなってしまう。
イライラの感情が大きいので、怒りにのまれて自分がコントロールできない。
そういう私の気質を指摘してくれて、なるほどと自覚できました。
かんしゃく解消法としての瞑想
アンガーマネジメントもやってみましたが、個人的に好きで長続きしたのはマインドフルネス、
いわゆる瞑想です。
瞑想の方法もいろいろありましたが、友人のお坊さんから最初に教わった手動瞑想から入りました。
こういうのです。
本ではこれがいちばんしっくり来ました。
おとなになってから事故で体が動かなったカンポンさんが、瞑想を通して悟りを開いていく本です。
瞑想って、最初やっててもできてるかどうかが全然わかんないのですが、
この本は瞑想のイメージが伝わりやすかった。
手動瞑想をしばらくやって、普通の(動かない)瞑想に徐々に移行しました。
瞑想はすぐにかんしゃくが減るわけではないけれど、
数年続けているうちに、穏やかでいられる時間が増えました。
かんしゃくは性格だし、メンタルクリニックに行けば精神疾患の一種なのでしょう。
短期的な対処療法で治るものではないのだから、
瞑想は遠回りに見えて、いちばん効果的な方法のひとつだと感じます。
あと、あまり大きな声では言えないけれど、
愛する妻から三下り半の予告を受けたことがあったので、モチベーションを維持できたことは大きかった。
子どもが産まれてしばらくしてから、「来年あなたのかんしゃくが変わらなかったら離婚だよ」と本気で言われました。
(人は本気だと静かに話すのだと知りました、今思い出しても震える~)
別に私が嫌いという意味ではなく、それくらい切実な問題だというのを突きつけてくれたわけです。
そりゃあ真剣に取り組みますわ。
もちろん、今でもたまにかんしゃく起こすけど、すぐ「はっ!」って自分で気づくものね。
夫は妻で成長するというのは本当、ありがたいです。
子どものかんしゃくの解決法 その1 深呼吸
むすこのかんしゃくは親としてどうしたらいいのか。
ひとつ確実な答えは、父親のわたしがかんしゃくを起こさないようになること。
それがいちばん大切です。
ただ、それだけでは今のむすこに対処ができないので、それはどうするか。
ひとつ役に立っていることは、深呼吸です。
うちはテレビは見ませんが、Netflix Kidsは自由にみせていて、この番組もむすこが好きでした。
虹の王国で起こったトラブルをトゥルーが解決していくストーリー。
トラブルが起こった時に、助けを求めに慌てて魔法の木に行くと、
そこで必ず、座って、深呼吸をして、落ち着いてからどうすればいいのか考える、というくだりがあります。
幼児向け番組にマインドフルネスを組み込むNetflixの先進性。
むすこもそれを見ていたので、かんしゃくを起こしているむすこに
まず深呼吸してみようと呼びかけることはできます。
「したくないっ」「できないっ」と言われますが。
でも放っておいたら、ひとりのときにしている感じです。
人に見られるのは恥ずかしいけど、自分でなんとかしようとがんばってるわけです。
子どものかんしゃくの解決法 その2 足裏マッサージ
先ほどの鍼灸師さんと子どもの話をしていたときに教わったものです。
イライラしたときの対処方であり、普段からのコミュニケーションで
イライラがあっても大丈夫な土台つくりです。
親との身体的な触れ合いは、小学生くらいから嫌がりだし、なくなってしまうものだと思ってました。
私も自分の親とハグとか握手とかしないし。
そんなことを話していたら、鍼灸師さんの子どもは高校生で、抱きついたりとかはもうできないけど、
今でも「足の裏マッサージしてー」と言ってくるそうで。
それはいいなあと思い、当時赤ちゃんだったむすこのフットセラピー、というとかっこいいけど
要するに足裏マッサージの方法を教えてもらいました。
むすこは今6歳で、寝る前のギューとかチューとか親に気を使ってさせてくれるけど、
ほんとはもうイヤだなという感じなので、できなくなってきました。
(たまに甘えて「チューしていいよ」とか言うのもかわいいです(親ばか))
でも嫌なことがあったであろう日の寝る前とかに「足裏マッサージしてくれないの?」と聞いてきます。
身体的な触れ合いは当然とても大切ですが、幼児期を過ぎると難しくなりますが、
このツールのおかげで、助けられています。
これからも助けてくれるでしょう。
親子で良いところが似ていくのはうれしいけれど、悪いところは「呪い」みたいなものなので、
自分の代で断ち切ろうと真剣に考えている父親母親は多い。
でも言うは易く行うは難しで、むしろ悪いところこそちゃんと受け継がれていく。笑。
だからけっきょく自分が変わるしかないので、子どものおかげで成長させられますね。
毎日完全に夏ですね。
沖縄は空梅雨なのかしら。