9/17追記
チャットワークが新しいフリープランを発表したので、
そちらもブログ掲載しました。
ビジネスチャットとして利用者も多いチャットワーク。
わたしも仕事で使っています。
このあいだ、えっ!とびっくりしたことがありました。
私の名前で、有料プランの催促メッセージをお客さまに送られた
どういうことなのか説明します。
まずこれを見てください。
小さいので書き起こします。
私とお客さまのダイレクトチャットで、宛先がお客さまになっています。
「グループチャットに追加しようとしましたが、
フリープランの上限に達しているので追加できませんでした。
参加するにはこちらからアップグレードしてください。
プラン変更:URL
※アップグレード後、再度グループチャットに追加してもらうようご依頼ください。」
おくられた相手は、これを読んで、
岩崎からアップグレードの依頼が来たと思い、
アップグレードをしてしまいました。
相手から「アップグレードしました」というメッセージが来て、
初めて、勝手にメッセージが送られていることに気づきました。
このメッセージの問題点
このメッセージには2つの問題があります。
岩崎薫から「TO相手名」でダイレクトメッセージが送られている点。
もうひとつは、本人が書いたように誤解を招く文書です。
メッセージを読んで、
「これは、岩崎からではなく、
チャットワークからのメッセージだ」
と判断するのは、非常に難しい言わざるを得ません。
なぜなら、普通に読めば、
「グループチャットに追加しようとしましたが」の主語は
「私が…追加しようとしましたが」となります。
最後の「再度グループチャットに追加してもらうようご依頼ください」も、
文脈から、当然「私にご依頼ください」という意味になります。
たしかに、グレーの枠で囲まれているので、
通常のメッセージと見た目はやや異なります。
しかし、
「グレーの枠で囲まれたメッセージは、本人ではなく
チャットワークからのメッセージである」という
前提をユーザーが共有しているとはいえません。
フラットに考えれば、
岩崎薫のダイレクトチャットではなく、
チャットワークからの通知などから、
「岩崎薫があなたを〇〇グループに追加しようとしましたが、
上限に達しているため追加できませんでした。
アップグレード後、再度グループチャットに追加してもらうよう岩崎薫にご依頼ください。」
と書くのが、真っ当な伝え方となります。
あえて、本人が書いているように見せかけて、
アップグレードへと誤誘導している可能性があり、
悪質、あるいは非常に不適切な商法だと感じます。
チャットワークを使っているかたは、くれぐれもご注意ください。
勝手にメッセージが送られた経緯
メッセージが送られた経緯は以下の通りです。
前提として、
チャットワークの無料プランでは、
参加できるグループチャットの上限は7グループです。
今回、わたしが新しいグループチャットを作り、
お客さまをグループのメンバーに追加したところ、
このような表示が出ました。
「〇〇はグループチャット参加上限に達しているため、
追加できませんでした。」
わたしはそれを読んで、
それでは別のLINEグループを使うか、
もし不要なグループなどがあれば脱会してもらうか、
あるいは有料プランにするか、
あとで、本人に連絡して選択してもらおうと考えていました。
しかし、実際には、このメッセージと同時の
「7月27日14:33」に、
相手側に、先程のメッセージが自動で送られていたわけです。
7/31追記
チャットワークのフリープランの上限7グループは、
「現在の参加数ではなく、
chatwork登録時から現在までの
『累計グループチャット数』」
だそうです(chatworkヘルプより)
つまり、7グループに達した時点で、
別のソフトを使うか、有料プランか、
二択になるわけです。
売上を上げようとして信頼を失う
わたしはチャットワークに好意を持っていましたが、
今回の件で、かなり否定的になりました。
(わたしからのメッセージだと思い、
有料プランに入ったお客さまには、
すぐに謝りの連絡をしましたが、
有料プランにしようと思っていたので良いですよ、と
おとなのご対応をしてくださいました。ありがたいです。)
この自動メッセージは、
本人からのメッセージに見せかけて、
知人やビジネス関係者に「有料プランに入ってください」という
お願いをしており、送られる相手にものすごく失礼なものになっています。
気づかなければ、人間関係にも悪影響を与えるでしょう。
多少は有料プランに入る人が増えて、
売上はあがるのかもしれませんが、
チャットワークはこういうことをする会社・システムなのだと
ユーザーの信頼を致命的に損ねます。
ユーザーの立場での適正化をした方が、
会社の利益になるのではないでしょうか。