freeeの申告ソフトである「freee申告」について、
導入を検討したのですが、
ソフトの立ち位置について誤解していた点があったので、書いておきます。
「freee申告」は、freeeの申告書作成ソフト
freeeの申告書作成ソフトである「freee申告」には、
「法人税」「所得税」「年末調整/法定調書」の3つの機能があります。
「所得税」は確定申告書作成コーナーとe-Taxソフトを使っているので、
「法人税」の導入を検討しましたが、思い違いをしていたことがありました。
「freee申告」は「freee会計」を使用している会社の申告書しか作れない
わたしが今使っている申告ソフトは、
会計ソフトの会社が違っていても、申告書は作れました。
同じ会社の会計ソフトを使っていると、データが連携してくれるので便利ですが、
違う会社の会計ソフトであっても、もちろん申告書は単体で作れます。
つまり、紙の決算書に基づいて申告書が作れるイメージです。
「freee申告」はそうではありません。
「freee会計」を使っている会社の申告書しか作れません。
freee会計の専門申告ソフトです。
今までは、「税理士事務所で使う申告ソフト」は「1つ」選ぶイメージでした。
選んだソフトで、支援先すべての申告書を作るわけです。
しかし、freee申告ではfreeeを使っている支援先の申告書しか作れないため、
freee専門の税理士でない限り、
freee申告を使うなら、申告ソフトは事務所「2つ」必要だということになります。
freeeの「セルフ申告」では代理送信ができない
申告ソフトを2つ購入するのは、事務所としては高くつくことになります。
freeeには、会社が税理士に依頼をせずに、自分で法人税申告をする
「セルフ申告」という機能のソフトもあります。
それなら、freee会計を使っている支援先だけ、
このソフトを導入すれば良いのかと思ったのですが、違いました。
「セルフ申告」は、税理士による代理送信ができません。
現実的に、税理士事務所が使うことはできないということになります。
自社の会計ソフトでしか申告書が作れないというコンセプトは、
最初は驚きましたが、ソフト単体で申告書作成の効率化を考えた場合、
有効な戦略なのかもしれません。
2つの申告ソフトを使い分けることに抵抗感はありますが、
実際にfreee申告を使いたいという気持ちにもなりました。
なお、わたしは現時点ではfreee申告を導入しておらず、
上記の内容は、資料と営業担当者と確認した内容に基づいたものとなります。