PayPayを使っているお店側の話です。
PayPayの加盟店の手数料が10月から有料化になります。
月額制のプランも打ち出していますが、
得するのか損するのか、整理してみました。
今までPayPayは完全に無料だった
PayPayが2018年に登場してから、2021年9月まで、
加盟店は、1円も払わずにPayPayを使って来ました。
この3年間のPayPayの累積赤字は190,000,000,000円(笑)。
1900億円かけて、QRコード決済の7割弱のシェアを獲得しました。
無料で圧倒的なシェアを獲得してから有料化するという
グーグルフォトなどのやり方ですね。
PayPayの利用料は約2.2%
10月からのPayPayの決済利用料は、
決済金額の約2.2%です。
ハガキには1.98%(税別)と書いてあります。
わかりにくいので税込に直しましょう。
1.98%×110%=2.178%
なので約2.2%です。
10万円決済したら、2,178円ですね。
今のところ、これ以外にお金はかかりません。
月額利用料などは0円です。
クレジットカードや他の決済に比べて、安いですね。
PayPayライトプランは店舗売上が月53万円を超えると得。
PayPayには、希望者だけが加入できる
「ライトプラン」があります。
ライトプランは、
■月額利用料2,178円(税込・店舗ごと)
■決済利用料1.76%(税込)
です。
決済手数料が、プランなしよりも、
2.178%-1.76%=0.418%低いです。
ということは、単純計算して、
月額利用料2,178円÷0.418%=521,052円
つまり、店舗あたりのPayPayでの決済金額が、
月50万円にいかないなら、ライトプランに入ると損します。
月53万円を超えると、ライトプランの方が安くなりますね。
大きく超えているなら、入らない理由はなさそうです。
あわててキャンペーンに入る必要はない
ややこしいのは、ライトプランには
色々なキャンペーンがあることです。
今も、ライトプランに加入すると、
半年間の決済金額の3%を、
加盟店に振り込むキャンペーンをやってます。
手数料が2%前後で、戻ってくるのが3%だから、
単純に考えて決済金額の1%がもらえる計算になります。
(ハガキには「月50万円なら9万円もらえる」と書いてあります。
ぜんぶ計算してわかって書いているんですね。)
じゃあ決済額が小さくても入ったほうがいいのでしょうか。
個人的には、ライトプランの加入は、
店舗売上月53万円を基準に考えればいいと思います。
キャンペーンに付き合うことはありません。
以前PayPayが行った100億円還元キャンペーンのときは、
キャッシュバックを受けたひとが「得した!」という声を
SNSで拡散したので、利用者が飛躍的に増えました。
PayPayは、そうやって入っていないひとに
「もしかして私だけ損してる?」と
思わせて加入させるのがうまいと感じます。
わたしは、そういうことに付き合うと心が疲弊するし、
やらなくても損はしてないと思います。
お得なことや、はやりに乗ることが好きなひとは、
好きでそういうことを調べて、
払った労力の見返りを受けているだけです。
好きじゃないひとは気にせずにいきましょう!