無知のせいで、みつばちを殺してしまった失敗談です。
とても悲しい。
夕方過ぎにそろそろ子どもを学童へ迎えに行こうとしたら、玄関の外の通路に大量のハチが群れをなして飛んでました。
ハチの種類もわからないし、玄関を開けるとハチが入って来て耳元でブンブン羽音がするので、おとなでもかなりの恐怖。
数十分様子を見ても、いなくなる気配はありません。
そこへ、宅配便の配達人から着信があって、
「今、部屋の手前の階段にいるが、みつばちが多くて近づけない。
隣の部屋の排気口に巣があるみたいで大量に群れている。荷物どうしますか。」
(うちの部屋は、通路の一番奥側なので、隣の住人の部屋の前を通らないといけない。)
ハチの種類と外の様子がわかったことにお礼を言い、荷物は外の郵便受けへ。
実は、排気口に巣は無く、みつばちが群れていただけだったのですが、
大量だったため、巣があるように見えたのだと思います。
これは見間違えても仕方ないと思います。
お隣はお店なので大丈夫なのかなと思いつつ、巣があると思い込んだわたしは、
アパートの管理会社に電話をして、みつばちの駆除をお願いしました。
来てくれるまで数日かかるが養蜂家に連絡するか、すぐ駆除するのか聞かれました。
その時のわたしのあたまには、「早くこどもを迎えにいかなければ」「もしこどもが刺されたら大変だ」
ということしかなく、すぐ駆除してくださいとお願いをしました。
養蜂家に連絡するようお願いをしなかったのか、本当に悔やまれます。
不動産屋さんはすぐ来てくれ、殺虫剤でみつばちを駆除しました。
大量の死骸に心が痛みましたが、仕方ないと思いました。
後日、偶然ネットでみつばちの記事を見つけました。
http://www.city.sendai.jp/taihaku-kankyoese/taihakuku/anzen/ese/mitsubachi.html
春になるとみつばちは、新しい巣を探すために「分蜂」といって、嬢王蜂がハチを引き連れて引越しをする。
引越し先を見つけるまで突然群れることがあるが、数日でいなくなるし、おとなしいから刺さない。
みつばちを保護するためにも見守くださいね、という内容。
自分の無知のために、引っ越し中の無害なみつばちを殺してしまいました。
お隣のお店も、分蜂を知っていてなにもしなかったのではないでしょうか。
みつばちは益虫ですし、はちみつも普段からありがたく食べています。
特に沖縄では、いろいろな研究もすすみ、みつばちの飼育数は日本一になったそうです。
みつばちと共生していかなければなりません。
養蜂をはじめている知人もいます。
その時は正しいつもりでも、とんでもない間違いをおかすのだな、と実感しました。
今回はあとから気づいたけれど、気づかずに踏み潰しているものは他にもたくさんあるのでしょう。
仕方ないと自分で思っているときこそ、ほんとうにそうなのか、疑える心を持ちたいです。
ちょうごめんなさい。凹。