グラストンベリー・フェスティバル2021配信レポ

沖縄に緊急事態宣言が出た23日、イギリスの音楽フェス、グラストンベリーの配信がありました。

自宅でグラストンベリーって、最高ですよね。

配信のフェスってどうなんだろうという思いもあったので、申込みから視聴の感想までレポートします。

配信の情報が流れてこない。

これは今回のグラストンベリーに限らず、すべての配信に言えることなんですが、

配信やるよーという情報がぜんぜん聞こえてこない。

コロナでイベントの配信が行われるようになったけど、事前に知ることができないから

いつも逃していて、誰かの投稿であとから知って、見たかったーとなります。

例えば山下達郎のライブ配信も、サンソンを聞いてないからぜんぜんわからない。

わたしはFacebookでNME Japanをフォローしていたので、グラストンベリーはそれ経由で知りました。

NME Japan - 洋楽を中心に最新ニュースとライヴ情報を伝える音楽情報サイト
イギリスの音楽総合サイト「NME.com」の日本版サイト「NME Japan」です。洋楽を中心に現地からの最新ニュース、現地のレビュー、ミュージック・ビデオ、セレブリティのゴシップ、ライヴレポートなど、音楽/ロックにまつわるあらゆる情報を提供しています。

でも、NME以外では情報を目にしなかったので、知らなくて見逃したひと多いのでは。

配信情報、誰かがうまいこと集約して発信してくれないものか、

それとも自分が情報の流れにいないだけなのか、悩ましいところです。

今回のグラストンベリー配信の詳細

Glastonbury Festival - CREATIVEMAN PRODUCTIONS
サマーソニックを始めとするロック・フェス、国内外アーティストのライヴを企画制作するプロモーター、クリエイティブマンのオフィシャルサイト。

4月にチケットをオンライン購入。

メールが来て、視聴方法は前日にメールで連絡しますと書かれてました。

予定通り22日の昼12時に、配信先のURLとパスワードが届きました。

配信はブラウザ上の動画再生ソフトみたいなものでされていて、同時に1端末しかログインできない仕組み。

最初は、PCのChromeで見てましたが、わずかな音の遅延があって、

途中でiPadのChromeに変更したら直った。

PCのスペックはじゅうぶんだと思うので、Appleの方が相性が良い?印象。

チケットは3000円。

メジャーどころの出演者10組以上で、配信時間が6時間以上だから、格安に感じる。

みんなで見られるから、妻ものぞいてたのしんでたしね。

放映時間は、休日の夕方6時から。

これが良かったです。

海外フェスのYouTubeLIVEとかだと、時差で平日昼間とか深夜とかで、参加しにくい場合が多かった印象。

見逃し配信があっても、ただ続けて2回流すだけとかで、見たいひとが見られなかったり。

その点、今回は国に合わせて放映時間帯をずらしており、お酒も飲みながらゆっくり見られました。

グラストンベリーの出演者と演出

出演者とタイムテーブルはこんな感じ。

18:00 WOLF ALICE
18:25 MICHAEL KIWANUKA
18:55 GEORGE EZRA
19:05 IDLES
19:30 HAIM
20:05 COLDPLAY
20:50 DAMON ALBARN
21:35 JORJA SMITH
22:05 SPECIAL GUEST(The Smile)
22:35 KANO
23:00 DJ HONEY DIJON FF ROISIN MURPH

各出演者の合間に、ポエトリーリーディングとかがあって、

PJ HarveyやPULPのJarvis Cockerも一瞬出てました。

映像は、グラストンベリーの会場である草原で撮ってました。

前半は昼間に、後半は夜に撮って、時間の流れを作っていました。

いわゆるステージではなく、出演者ごとにシンプルなセットを組んで演奏する感じで、

スタッフが遠巻きにいるだけの無観客収録。

ひとつ良かったのは、編集はされてるけれども、ライブ自体はほぼ一発録りという感じで、

合間のMCやチューニングもカットせずに、ライブ感を演出してました。

ベストアクトはハイム

大好きなマイケルキワヌーカが見られたのは嬉しかった。

グラストンベリーはロックという印象があり、アイドルズやヘイムはほんとに良かった。

特にハイムは、いつもの超ロックな印象のライブではなく、

これ最高だけどこういう感じではなく、アルバム寄りの落ち着いた雰囲気ではじまって、

それでもグルーヴと3人のケミストリーが圧巻でした。

楽器を入れ替えて、セットも移動したりして、なんというかレディオヘッドがやっていたことを

さらっと消化しつつじぶんたちの音で、今のロックとしてほんとに良かったです。

いちばんの収穫はKANO

最後のDJは踊り足りない人向けのものだと思うので、実質的な大トリだったKANO。

UK発祥のヒップホップであるグライムのアーティストで、わたしは今回初めて知りましたが、

アルバムもライブも素晴らしくて、今回いちばんの収穫でした。

たとえばこの曲、

直近のアルバムのオープニングトラックなんですが、ライブでもやってました。

これ、元ネタはSadeの「Pearls」のサンプリングなんですが、

曲の雰囲気は同曲をサンプリングしたASA-CHANG&巡礼の「花」の方に近くて、大好き。

ライブパフォーマンスも文句なしでした。

トム・ヨークの新プロジェクトのThe Smileは、スリーピースのレディオヘッドという印象でした。

アルバムで聞いたらまた変わるかもしれないので、音源を待ちましょう。

ジョルジャ・スミスはバンドのギターとドラムとゲストが良く、声の良さが際立ってました。

その他、全体的に良かったですが、あえて苦言を述べるなら、

コールドプレイは演出にお金かけすぎ、デーモンアルバーンは間延びしてました。笑。

この夏は世界中のフェスが開催を続々決定しているので、

配信も充実することを期待して緊急事態宣言を乗り切りましょう~。

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