もう4月ですね。
年明けは2021のベストアルバムのチェックもあるので
聴くのが大変です。
トロンボーン×2、トランペット×2のグループ。
何もない、ただの生音のアンサンブル。
管楽器の心地よい響きに満たされる。
曲やアレンジも、ジャズでもクラシックでも吹奏楽でもない感じの小作品で、
室内楽ブラスバンドとでも呼びたくなる印象。
3月に出た最新作。
過去作も同じように良いです。
中村佳穂さんの新作。
前作『AINOU』以降、NHKやmilleniumparadeなど、
目にする機会も多く、大活躍してましたね。
前作まで感じた若干鼻につく天才感(ごめんなさい主観です)
が薄まった好盤だと思います。
まずはこのMVを見て欲しい。
言葉にはできない良さが伝わります。
イギリスの8人組のデビュー作。
ジム・オルークやトータスをフォーキーにしたような感じ。
聴いている自分と音楽だけになる、強度があるグッドミュージック。
素晴らしいです。
1曲めの『the dealer』が流れ出した瞬間に、
音楽性は違うんだけど、
ビーバドゥビーの『care』を聴いたときと同じ、
アラフォーの私たちはこういうの大好きですと思いました。
親しんできた音楽の良いところをちゃんと
取り入れてくれていて、かつ前向きな音楽。
ただただ2曲目の『STEP IT』の
オープニングのパーカッション「カッコスカカカカカチチ⤴」(笑)
が気持ち良いです。
アルバムのビジュアライザー(イメージ映像のようなもの)がYouTubeにあります。
さっきのキャロラインのMVもそうですが、
映像が音楽の美しさを伝えてくれる。
映像を見ながら、音楽に満たされる感じが超きもちいい。
誰もが「わたしは知っている」と想起するうつくしさをたたえている。
2022年に聴いた音楽として印象を残す作品。
年明けにNetflixで『平家物語』を観ました。
いい作品でした。
音楽も全体的に作品と相まって本当に良かったです。
特に羊文学のオープニング曲はワクワクして好きでした。
フラメンコポップスみたいだったロザリアが、
変態ラテンポップの傑作を作りました。
車で爆音で流すと最高です。
意味はわかりませんが『HENTAI』というバラードもあります。
どの曲もテンションが凄まじくて、振り切ってます。
フリート・フォクシーズの無観客ライブ盤です。
映像があります。
冬至の日に、教会で弾き語りしたイベントの音源だそうです。
ミニマムな音が教会の音響と相まって、
再生すると音楽の流れる空気がシンとします。
あたたかさとつめたさ、孤独と安らぎが感じられます。
このひとは、2019年頃にこのシングルがリリースされて、
すごい好きな感じだったので、
アルバムを待ってて、やっと出た。
この曲は入ってませんが、出色の出来です!
アルバムの最初のトランペットでぐっと掴まれるというか、
いいアルバムの予感の雰囲気ありますね。
ビートルズは、バンドの後半はライブをやらなかったので、
この音源、映画『GET BACK』はマジで興奮しましたね。
演奏はもちろん最高の最高です。
映画で、あの名曲の誕生の瞬間みたいなのも見られて、
2022年まで生きていて良かった(笑)、と思いました。
この映画もライブが鮮やかで、
「観られた!」という感動がありました。
こういう発掘もの、これからもたくさん出てきて欲しいです。
最後に、発掘されてほしいライブ映像と言えば。
ボ・ガンボスのライブDVDに
『HOT HOT GUMBO’93』というのがあって、
本当に最高のライブなんですが、
DVDに収録されているのが1時間しかありません。
オープニングに出てくるライブハウスの時間割はパート別に
24:00~ 26:00~ 28:00~
とあるので、実際のライブは合わせて3時間以上はあったと思われます。
これの完全版が出てほしいと、20年くらい思ってます。