2022秋のフェイバリットアルバム

今年は夏のフェイバリットアルバムを2回更新したので、

秋の回が遅くなりました。

まずは、これ。

マーズ・ヴォルタの10年ぶりのアルバムのオープニング曲です。

アルバムだと3分弱の曲ですが、

MVは11分以上あります。

曲の持つ魅力があり、

それとは別の映像とMVで流れる演奏の力強さが、

不思議な調和がありますね。

「復活」とも言われていますが、

以前のミキスチャーっぽい印象は薄く、

アルバムを通して静かに燃え上がるような音で、

生まれ変わったようです。

今年出たレッチリの2枚のアルバムよりも音に勢いを感じます。

イギリスのジャズバンド、エズラ・コレクティブのニューアルバム。

この曲ではアフリカ系ラッパーのサンパ・ザ・グレイトを迎えてます。

大音量で聴くと、グルーヴに身体を持っていかれる快感があります。

バンド単体でずっと聴いてるとちょっと飽きやすいのですが、

今作はゲストも多く、カラフルな魅力が楽しめる好盤。

アルバムが出ていないのですが、

ベーシストのダッチ・ウィリアムズのシングルより。

チャールス・ミンガスを彷彿とさせる

ブンブン言うアップライトベースがガツンときます。

曲も良い。

本人のことは情報がなくわからないですが、

共演はイマニュエル・ウィルキンスにジョエル・ロスなどの

そうそうたるメンバー。

共演者が違うシングルもあり、

エレクトロな雰囲気で、これもめちゃいい。

アルバムがたのしみです。

ミンガスつながりで見つけたもの。

ベーシストのイーサン・フィリオンによる

10人編成でのミンガスのトリビュート盤。

ミンガスの曲の魅力が引き立つありそうでない佳作。

リズムがやば気持ちいいドラマー、

ユセフ・デイズのライブ盤。

この音源が丸々EPになってます。

シンプルなドラムセットなのに、魔法のようなリズム、

いつまでも聴いていられます。

ひたすら気持ちいいだけという感じ。

メンバーの演奏も最高。

近年名盤に多く携わっているサム・ウィルクスが

同じく多数の名盤に客演しているキーボードのジェイコブ・マンと

出したデュオアルバム。

これも夢見心地になりますね。

なにをしているのかはよくわからないけど、

リズムとメロディーがあるので、誰でも聴きやすい。

雰囲気もパーソナルで、穏やかなもの。

すごい高みで演奏しているのだろうけれど、共感しやすい。

このふたりとルイス・コールがドラムを叩いているライブ映像がありました。

コロナ前のライブハウスで、

こっちはガンガンに引き倒すセッション。

こういうライブに行って大声出したいですね。

スウェーデンのドラマー、エミルさんのソロ名義の

3曲入りシングル。

去年出た同名のシングルがめちゃくちゃ良くて、

アルバムを楽しみにしていたら、

同タイトルのシングルの続編が出ました。

このひとはドラマーで、

自分のトリオではドラムを叩いますが、

このシングルではほぼドラムレスで、

ピアノとアコーディオンなどのみの演奏。

どうやらエミルさんが作曲した曲を

自分と友人などで演奏しているようです。

静かな演奏ですが、メロディーの美しさの切れ味が

凡百ではないです。

ジュリアン・レイジの新作。

ジュリアンがビルフリを迎えて作ったアルバムになっています。

ツインギターというより、ビルフリがバックでサウンドを作り、

そこでジュリアンが演奏しているような印象。

過去作に比べると、雰囲気は静かで、

ビルフリとの音の重なりが

ギターのうつくしさが

ひしひしと雨だれのように折り重なるような演奏。

TikTok発のスター、JVKEのファースト。

大ヒットしているこの曲もすごくいいです。

ポップなんですが、

インディー・ロックの大きな魅力である

「インドアな暗さ」があります。

暗いけど売れていて、

アルバムを通して完成度が高い。

最近は明るくなりすぎたレックスオレンジカンティの

最初の頃のせつなさと同じような最高さ。

これも大ヒットしているオマー・アポロのファースト。

前作まではEPという位置づけだったそうです。

インディー・ロック、ネオソウル、マリアッチ調まで、

なんでも歌いこなしています。

個人的にはこの曲のギターが大好き。

最後に映画を一本。

RRRをIMAXで観ました。

バーフバのラージャマウリ監督作なので、

絶対に映画館で観たいと思っていたら、

コロナで仕事がキャンセルになったので、

飛んで観てきました。

バーフバリの二番煎じではなく、

衝撃度もバーフバリにひけを取りません。

映画を観ている時間は、ジェットコースターに乗りながら

飲み会をしているような気分でした。

映画というよりライブ、鑑賞というより体験。

早くサブスクになって、

今度はアルコールを飲みながら観る日が

今から待ち遠しいです。