今月の経理と税務【2026年4月】

4月の税金に関するおもなスケジュールをお知らせします。

該当する事業者の多い、一般的なものだけです。

ひとによっては不要なものも含まれます。

4月1日(水)から 少額減価償却資産の特例が30万円→40万円未満へ

「税のしるべ電子版」速報によると、

税制改正法が3/31に可決して、4/1に施行されるそうです。

8年度税制改正法が成立、原則8年4月1日に施行|税のしるべ電子版
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ということは、おそらく、

少額減価償却資産の特例も、

予定通り4/1から変更になると思います。

対象資産が30万円未満から、

10万円アップして40万円未満になります。

対象者がとても多い、大切な変更です。

少額減価償却資産がわからない場合は、

以前のブログをどうぞ。

この「30万円」が「40万円」になります。

4月から適用される改正は他にもいくつかあるので、

伝えたいものがあったらまた別で書くかも。

4月23日(木) 2025年分の所得税の引き落とし日

確定申告をした個人事業主で、

税金を銀行口座からの引落としにしていたら、

23日が引き落とし日です。

残高が足りないと未納になってしまうのでご注意を。

この引き落とし制度は「振替納税」と言うのですが、

国が作った変な日本語ですね。

「税金の口座引き落とし」など、

聞いた人が意味のわかる呼び方がいいです。

4月30日(木) 2025年分の消費税の引き落とし日

消費税の確定申告を終えた個人事業主で、

税金を銀行口座からの振替えにしていたら、

30日が引き落とし日です。

残高が足りないと未納になってしまうのでご注意を。

所得税と申告期限が違う(3/15と3/31)からですが、

納税者の感覚としては、ずらす意味がないです。

個人事業の所得税も消費税は、

申告期限も引き落とし日も統一したらわかりやすいですね。

4月30日(木) 固定資産税の1回目の納付期限

2026年1月1日に持っていた土地や建物、

事業で使う設備や道具にかかる税金です。

だいたいの市町村で、

年4回(4月、7月、12月、2月)に分けて支払います。

社会保険料率が「3月分」から変わります

先月もお知らせしましたが、

今月の手続きを間違えないように注意してくださいね。

結論としては

「4月に払うお給料から新しい社会保険料率で計算する」

「4月30日(木)に納付する社会保険料から金額が変わる」

です。

協会けんぽに加入している事業所の場合、

社会保険料の率(%)は、

基本的に毎年「3月分」から新しくなります。

「3月分」の社会保険料

  ‖

「翌月末(4月30日)に納める」社会保険料です。

「3月分」の社会保険料を、

3月に払うお給料から預かっている事業所を見かけますが、

正しくは「4月1日から4月30日に払う給料」から預かることになっています。

【協会けんぽ 令和8年度保険料額表】

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/about/business/insurance_rate/premium_prefectures/r08/index.html

新しい社会保険料が「4月分」から追加されます

4月分から、社会保険料に「子ども・子育て支援金」が

新しく追加されます(要するに増税です)。

3月分に続いて、4月分も社会保険料率が変わる、

とシンプルに考えてOKです。

標準報酬月額の0.23%を、事業主と従業員で折半します。

(お給料10万円あたり230円、年収500万円なら約11,500円くらいですね)

給与計算ソフトを使っているなら自動計算されますし、

手計算の場合もあまり深く考えず、

保険料額表を見て金額を入力するだけです。

変更のタイミングだけ、間違えないようにしましょう。

「4月分」の社会保険料

  ‖

「5月中に払うお給料から預かって、

 5月31日に納める」社会保険料です。

ちなみに、事業主が全額負担していた

「子ども・子育て拠出金」はそのままで、

「子ども・子育て支援金」が追加されます。

うん?

ものすごーくわかりにくい。

批判されないようにわざとわかりにくくしているのかな。

雇用保険料率が「4月1日」から変わります

雇用保険料率もこの時期に変わります。

2026年は、昨年に引き続き全体で0.1%税率が下がります。

一般事業の場合、具体的には

会社負担分 0.85%(↓0.05%ダウン)

従業員負担分0.50%(↓0.05%ダウン)

です。

この新しい雇用保険料率で計算するのは、

4月1日からなのですが、

この意味は「4月1日以降に締めるお給料」から新しい率を使います。

例えば、

毎月10日締めなら、4月10日締めのお給料から。

月末締めなら、4月30日締めのお給料から。

という意味です。

雇用保険料率について
雇用保険料率についてについて紹介しています。

ちなみに、雇用保険料は6月に1年分まとめて計算するので、

雇用保険料率を変更するタイミングを間違えても、

何も起こらず誰も教えてくれません。

その分従業員が得または損するだけです。

雇用主が理解してちゃんとやりましょうね。

余談ですが、

「雇用保険」と「労災保険」の2つをまとめて「労働保険」と呼びます。

雇用保険は、いわゆる失業手当などの保険。

労災保険は、業務中の怪我や事故の保険というイメージです。

労災保険料率も4月1日に変わります。

2026年は率の変更はありません。

据え置き3年目です。

もし労災保険料率に変更があった場合でも、

労災保険は全額事業主が払うため、

給与計算には影響はありません。

2026年度の健康診断の申し込み

社会保険でも、国民健康保険でも、

今年の健康診断の申し込みの案内がこの時期に届いているかと思います。

生活習慣病予防健診や特定健診など、

補助金が出たり、無料で受けられるものが多いです。

希望する病院で、希望する内容を受ける場合は、予約が必要です。

早めに予約して、確実に受診しましょう。

実は、会社は従業員に健診を受けさせる義務があります。

義務なんですが、実際には忙しくて受診を忘れがちです。

この時期に予約をして、年間スケジュールに落とし込んで受診しましょう。

週末や年度末は混みますよ~。

あとがき

最近、花のカモミールティーをよく飲んでいます。

カモミールティーが好きで、

ティーパックを常飲しています。

ある日、近所の八百屋で妻がカモミールの花を買ってきて、

これでカモミールティーを作れるよと教えてくれました。

花の部分をちぎってポットに入れて普通にお茶を入れるだけ。

口に含むとすうっと鮮やかな香りがします。

最初、花だけちぎるのがなんとなくかわいそうで、

葉も入れたら春菊のお湯みたいな味になりました、

同じキク科なんですね。

春から初夏にかけて、八百屋さんでよく売ってます。

野花が好きで、飲まずに飾ってもいいし、おすすめです。