自営業やフリーランスの人の確定申告はどう変わるのか、
むずかしい話は抜きにして、ちょうざっくりと書いてみます。
(※基礎控除と青色申告特別控除の話に限定しているので、すべての人が同じ結論にはなるわけではありません)
【結論】
① すごく稼ぎのある人は、増税
② ほとんどの人は、ちょっと減税
③ でも「青色申告」の「65万控除」だった人は、「e-Tax」をしないと減税にならない
④ ③の人は電子申告しましょう~
【説明】
大切なのは③と④ですが、順を追って書きますね。
①のかなり稼ぎのある人というのは、所得が2400万円を超える人のことです。
稼ぎがある人のうち1%くらいしかないので、私も含めほとんどの人には関係ないです。
それ以外の、②ほとんどのひとは減税になります。
なぜかというと、「基礎控除」という「誰でも引ける経費みたいなもの」が
10万円UP⬆するので、その分税金が安くなります。わーい。
たとえば、実効税率(=所得税と住民税とかを合わせた、要するに全部で税金は何%のこと。
一般的な目安は21~35%くらい。)が25%くらいの人の場合、
10万✕25%だと合わせて25,000円税金が安くなるイメージです。
白色申告のひとも、青色申告の10万円控除のひとも、同じです。
ところが、③青色申告の65万控除のひと(=会計ソフトなどを使って複式簿記で記帳し、
貸借対照表をつくっているひと)だけは、条件があります。
(表とか見たらテンション下がるひとは見なくて良いです。)
要するに、紙で出すと、青色控除が去年より10万円DOWN⬇するので、
基礎控除10万UP⬆+青色控除10万DOWN⬇=0(変化なし)なので
減税にならないよ、ということです。
なので、去年まで青色で65万控除を受けていて、
紙で申告書を出していたひとは、減税を受けられるように④電子申告しましょう~。
電子申告、最初はめんどうですよね。
でも、家でできるし、混み合う税務署に行く必要がないし、
スマホでもできるようになってきたし、毎年2万円安くなるなら元も取れるし、
今年はコロナで予約制になる相談会場も多く、
紙で出すのもとってもめんどうです。(どうしても紙なら郵送しましょう。)
提出期間も、紙だと2021年2月16日から3月15日ですが、
電子申告だと、1月からできます。(去年は1月6日からでした。今年は未定。)
みなさんめんどうなことは、早めに終わらせましょう~。