「保険者が支払った額」とは?

今日は、今年はじめての確定申告セミナーでした。

セミナーネタではないのですが、

先日、市町村の国民健康保険課から、

わたしの「医療費のお知らせ」のハガキが届きました。

その中に「保険者が支払った額」と書かれていて、

あたまのなかが「?」となったので、説明します。

わたしの市町村の医療費のお知らせ

送られてきた医療費のお知らせは以下のようなものです。

右側に、

「医療費総額」

「病院等で支払った額」

「保険者が支払った額」

と書かれています。

医療費控除の対象はどれでしょうか?

「病院等で支払った額」です。

わかりにくいですね。

「保険者が支払った額」を選びそうになります。

「保険者」とは「市町村」や「保険会社」などのこと

「保険者」という言葉がわかりにくいです。

保険者とは、保険の運営をする主体を指します。

国民健康保険の保険者=市町村

生命保険などの保険者=保険会社など

ということになります。

医療費のお知らせハガキにある「保険者が支払った額」というのは、

市町村が負担してくれた金額という意味です。

市町村を〇〇者と呼ぶのは、市民にはなじまないですね。

わたしたちは「被保険者」「加入者」などと呼ばれている

わたしたち、保険に入っている人間のことは、

「被保険者」となります。

保険者と被保険者、扶養者と被扶養者、相続人と被相続人…

被〇〇は、どっちがどっちか本当にわかりにくいです。

なるべく使わないでほしいと思います。

もっとわかりやすく書いてほしい

ハガキに書かれているのは、

「病院等で支払った額」です。

なぜ主語を書かずに、場所なんでしょうか。

これがわかりやすいと考えたうえでこの書き方をしているなら、

センスがないとしか言いようがありません。

あと、ハガキの題が「あなたの家族の医療費について(お知らせ)」なんですが、

「医療費のお知らせ」ではだめなんでしょうか。

ただの医療費を知らせるハガキなのに、

読むと「?」となる小さなストレスが多すぎです。

良いところは、ちゃんと11月~12月分は載っていないから、

申告のときは領収書を忘れずにと書いてあるところです。

10月以降に病院に行ったら、領収書は捨てないようにしましょうね。

ちなみに、協会けんぽの「医療費のお知らせ」には、

「協会けんぽからの支払い額」

「加入者の支払い額」

とシンプルに書かれています。

それでも良いですが、個人的には、

「あなたが支払った額」

がいちばんわかりやすいと思います。

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