「消費税の中間申告は48万円から」ではない?

お金・税金

消費税は納税額が48万円を超えたら、

翌年に中間申告(=税金の前払い)があるということになっています。

これは正しいけれど専門家に対する説明で、

普通の感覚では、中間申告があるのは60万円くらいからです。

その理由をわかりやすく書いてみます。

「中間申告は48万円から」の意味

消費税は、去年の税金の金額によって、

翌年の中間申告の回数が変わります。

■48万円以下➡中間申告0回(しなくてOK)

■48万円超 ➡中間申告1回

■400万円超 ➡中間申告3回

■4800万円超➡中間申告11回

国税庁HPより

中間申告11回というのは、毎月(!)という意味。

所得税は最高でも2回なので、消費税は多いですね。

消費税はお客さん払った税金の「預かり金」という性格

(諸説ありますが)だからだと言われます。

実際には「0回」か「1回」という人が割合的には多いですよね。

だから「中間申告、あるの?」が気になります。

上の表にも「48万円超からある」と書いてありますが、

この「48万円」が理解しにくい概念になっています。

この「48万円」は消費税のみで、地方消費税は含みません。

は?という感じですよね。

消費税は10%ですが、内訳があります。

■消費税   7.8%(国がもらっている)

■地方消費税 2.2%(地方自治体がもらっている)

合計10%です(8%でも同じです)。

だから、消費税の申告では、

①まず消費税を出す

②次に地方消費税を出す

という計算をしているんですね。

中間申告の「48万円超ならあります」は、

①の消費税が48万円超なら、という意味になります。

申告書だとこの部分に書いてあります。

本則の場合の申告書

こんなことは普通の人にはわかりません。

実際は、おおよそ60万円くらいから

消費税が48万円だったら、

地方消費税と合わせた合計はいくらでしょうか?

旧税率が混ざっている場合などがあり、

断言はできませんが、

だいたい61万円くらいになる場合が多いと見込まれます。

普通の感覚で言うと、

「去年の消費税が60万円を超えたら、

 中間申告がありそうだ」

というのが、ざっくりとした説明になります。

中間申告がある場合は、

税務署から納付書が届きます。

届いてからお金を準備するのは大変なので、

確定申告のときに、来年の中間申告があるかないかを

確認しておきましょう。

あとがき

さいきんAmazonで買ってよかったもの。

「ダンシング・ウィズ・ジーザス」

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