2022年1月から3月のフェイバリットアルバム

もう4月ですね。

年明けは2021のベストアルバムのチェックもあるので

聴くのが大変です。

トロンボーン×2、トランペット×2のグループ。

何もない、ただの生音のアンサンブル。

管楽器の心地よい響きに満たされる。

曲やアレンジも、ジャズでもクラシックでも吹奏楽でもない感じの小作品で、

室内楽ブラスバンドとでも呼びたくなる印象。

3月に出た最新作。

過去作も同じように良いです。

中村佳穂さんの新作。

前作『AINOU』以降、NHKやmilleniumparadeなど、

目にする機会も多く、大活躍してましたね。

前作まで感じた若干鼻につく天才感(ごめんなさい主観です)

が薄まった好盤だと思います。

まずはこのMVを見て欲しい。

言葉にはできない良さが伝わります。

イギリスの8人組のデビュー作。

ジム・オルークやトータスをフォーキーにしたような感じ。

聴いている自分と音楽だけになる、強度があるグッドミュージック。

素晴らしいです。

1曲めの『the dealer』が流れ出した瞬間に、

音楽性は違うんだけど、

ビーバドゥビーの『care』を聴いたときと同じ、

アラフォーの私たちはこういうの大好きですと思いました。

親しんできた音楽の良いところをちゃんと

取り入れてくれていて、かつ前向きな音楽。

ただただ2曲目の『STEP IT』の

オープニングのパーカッション「カッコスカカカカカチチ⤴」(笑)

が気持ち良いです。

アルバムのビジュアライザー(イメージ映像のようなもの)がYouTubeにあります。

さっきのキャロラインのMVもそうですが、

映像が音楽の美しさを伝えてくれる。

映像を見ながら、音楽に満たされる感じが超きもちいい。

誰もが「わたしは知っている」と想起するうつくしさをたたえている。

2022年に聴いた音楽として印象を残す作品。

年明けにNetflixで『平家物語』を観ました。

いい作品でした。

音楽も全体的に作品と相まって本当に良かったです。

特に羊文学のオープニング曲はワクワクして好きでした。

フラメンコポップスみたいだったロザリアが、

変態ラテンポップの傑作を作りました。

車で爆音で流すと最高です。

意味はわかりませんが『HENTAI』というバラードもあります。

どの曲もテンションが凄まじくて、振り切ってます。

フリート・フォクシーズの無観客ライブ盤です。

映像があります。

冬至の日に、教会で弾き語りしたイベントの音源だそうです。

ミニマムな音が教会の音響と相まって、

再生すると音楽の流れる空気がシンとします。

あたたかさとつめたさ、孤独と安らぎが感じられます。

このひとは、2019年頃にこのシングルがリリースされて、

すごい好きな感じだったので、

アルバムを待ってて、やっと出た。

この曲は入ってませんが、出色の出来です!

アルバムの最初のトランペットでぐっと掴まれるというか、

いいアルバムの予感の雰囲気ありますね。

ビートルズは、バンドの後半はライブをやらなかったので、

この音源、映画『GET BACK』はマジで興奮しましたね。

演奏はもちろん最高の最高です。

映画で、あの名曲の誕生の瞬間みたいなのも見られて、

2022年まで生きていて良かった(笑)、と思いました。

この映画もライブが鮮やかで、

「観られた!」という感動がありました。

こういう発掘もの、これからもたくさん出てきて欲しいです。

最後に、発掘されてほしいライブ映像と言えば。

ボ・ガンボスのライブDVDに

『HOT HOT GUMBO’93』というのがあって、

本当に最高のライブなんですが、

DVDに収録されているのが1時間しかありません。

オープニングに出てくるライブハウスの時間割はパート別に

24:00~ 26:00~ 28:00~

とあるので、実際のライブは合わせて3時間以上はあったと思われます。

これの完全版が出てほしいと、20年くらい思ってます。

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